高校や大学まで頑張って続けてきた「スポーツ」。
全国大会に出場した経験を持っていたり、血の滲むような努力をしてきたり、自信のある経歴かもしれません。いざ就職活動についての記事などを読むと、「体育会系」は就活に強いとも書かれています。
この記事では、「スポーツ経験を活かして就活するにはスポーツ業界以外がオススメ」という話をします。
体育会系出身で業界選びに悩んでいる場合には、全て読んでみることをオススメします。
スポーツ経験を活かすならスポーツ業界以外がオススメな理由
体育会に所属し、実際に就職活動を進めていくときに、身近な業界ということで「スポーツ業界」を志望する学生は少なくありません。「面白いと感じる業界や仕事に就職する」という観点で見れば、スポーツ業界は魅力的でしょう。
しかし、就職活動をできるだけ有利に進めるという点において、「スポーツ業界」は体育会系学生にとっては、そこまで魅力的な業界ではなくなってきます。
スポーツ業界には経験者だらけ
スポーツ業界の大半は、スポーツが好きな人で構築されています。そして、スポーツが好きな方の大半は、体育会やスポーツ経験者となります。
スポーツ業界は、スポーツ経験がほぼほぼ必須のような状態であるため、「スポーツでの経験」が活かせるというよりは、「当たり前」であり、それ以外のポイントを面接官などにアピールできる必要が出てくるのです。
スポーツ経験を就活に活かすなら
スポーツ経験が「活きる」のは、スポーツ業界以外への就職の際です。
例えば、IT企業でエンジニアでの開発がメインの会社があったとします。エンジニアは確かに多く採用されるでしょうが、営業などのポジションでは、体育会系は有利に働くポイントです。
エンジニアとして採用されるような人よりも、体力的な強さや精神的なタフさ、コミュニケーション能力やチームで動く上手さなどがあるとわかりやすいためです。
こうして、「体育会系」が少なめな業界に就活をしていくとなると、「体育会系出身」や「スポーツ経験」が「活きる」ようになるのです。
スポーツ経験を就活に活かしやすい業界トップ5
IT(特にシステム系)業界
まず、最もスポーツ経験を活かしやすい業界としてオススメなのが、IT業界です。
特にシステム構築の分野は、穴場と言えるでしょう。
エンジニアなどは理系出身者が多かったり、他の分野よりも運動経験が少ない人の割合も多いと言えます。
その中での、スポーツ経験者という価値は「チームでの動きができる」「体力的・精神的なタフさがある程度担保できる」と言えますが、エンジニアという仕事は、ほとんどがチームプレイであることや、営業等であってもタフさが必要ということもあり、スポーツ経験を活かした就活ができると言えます。
業務代行業界
業務代行事業の業界は、営業代行、テレアポ代行など、サービスの代替が効きやすい内容が多い分、営業力が非常に求められます。
そんな中で、体力的・精神的なタフさがあるスポーツ経験者は有利に就職活動を進められると言えるでしょう。ただし、スポーツ経験者が多い業界ではありますので、少し注意が必要でもあります。
製薬業界
製薬業界は、薬作りを研究する仕事と、MRと呼ばれる営業に近い形で医師に薬の説明をしたりする仕事に分かれます。
MRは「売ることがない」営業とも呼ばれてはいますが、医師に自社の薬の処方箋を書いてもらったり、医療機関で使ってもらえるように何度も足を運ばなければならないのが通常です。
そのため、精神的・体力的なタフさが非常に求められますので、就職活動ではスポーツ経験が強く働くと言えます。ただ、年収も高い仕事なため優秀なライバルがたくさんいることに注意しましょう。
銀行・金融系業界
銀行や金融業界は、採用される人数が非常に多い会社が多い業界で、スポーツ系に限らず多くの人材が採用されます。
そのため、明確に謳っているわけではなくてもスポーツ経験あり(体育会)枠のようなものが存在していることがあり、就職活動においてもスポーツ経験をアピールすることは強みとなるでしょう。
特に、「チームでの目標達成経験」や「1つのことをやり続けた経験」は企業の採用担当者に良い経験として移るでしょう。
広告業界
広告業界は、最も分業が進んでいる業界の一つで、営業担当者、クリエイティブ制作担当者、全体のディレクション担当者など、さまざまな仕事があり、1つのチームでクライアントの課題解決に向き合います。
そのため、どの職種になったとしても「チームで動く」ということと「目標達成のために努力する」ということの経験は非常に高い評価を得られるでしょう。
スポーツ経験を活かしやすい職種トップ3
営業
体育会系やスポーツ経験者が活躍する仕事として、真っ先に頭に浮かぶのが、「営業」ではないでしょうか。
いわゆる昭和のイメージの「気合い・根性」での仕事も、2021年現在はまだ多く残っているため、体力的・精神的にタフなことが多いスポーツ経験者は良い評価を得やすいと言えます。
しかし、もっと重要なポイントは、営業という仕事も科学的に効率化・分業化されてきており、「気合い」ではなく「目標に対して効率的な方法で努力する」ことが求められる時期に来ており、「正しい努力をどれだけ積み重ねられるのか」という能力が求められています。
その点でもスポーツ経験は光るでしょう。ただし、営業マンになるスポーツ経験者が多いことは留意しておきましょう。
マーケティング・企画
意外と見逃されなのが、マーケティングや企画の分野の職種です。
クリエイティブを作成する担当ではなく、数字を見て判断したり、次の企画を行うディレクションをしたりする担当は、基本的にチームで働くためスポーツ経験が非常に役に立ちます。
また、他人の考えていることを理解したり、数値達成の方法を考えるなどの能力が非常に必要になるため、過去の目標達成経験が役に立ちます。
システムエンジニア
システムエンジニアは、理系のパソコン好きの人がやるイメージが世間的にはついていますが、正しくコードやロジックを組めば基本的には動くため、「目的達成への熱意」が非常に大切になります。
特にエンジニアの仕事時間の多くは、「会議」と「エラーの原因などの調査時間」となります。
会議では、チームとして動く動き方が必要ですし、エラーなどの原因調査などは、熱意と根気が非常に重要になります。
そのため、スポーツでの辛い時期を乗り越えた経験や、目標達成のための考え方などが非常に役に立ちます。
スポーツ経験者の就職活動を成功させるには
スポーツ経験者が就職活動を成功させるには、アスリートエージェントのサポートを受けることをオススメします。
アスリートエージェントは、アスリート学生やスポーツ経験者専門の就職・転職エージェントです。
他のエージェントのように、さまざまな学生のサポートではなく、スポーツ経験者に特化していることで、特有の悩みやぶつかる壁に適切に対処してくれます。
面接などの選考に進む企業側も「アスリートエージェントの紹介はスポーツ経験者」ということが最初からわかって面接などに進んでくれますので、他よりも選考が少し楽になるということもあり得るでしょう。
まずはアスリートエージェント公式サイトに行き、無料登録をしてエージェントと面談をしてみましょう。
まとめ
スポーツ経験を就職活動で活かそうとしたら、
「運動経験者」が多くいないところではあるのに、
スポーツ経験が仕事に活かせる分野を狙い撃ちするのが非常にオススメです。
全ての仕事については、学生としてはなかなか理解しかねる部分もあるかと思いますので、
まずはアスリートエージェントに無料登録して、相談をしてみましょう。
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