1993年にJリーグが開幕。日本国内で一気にサッカー人気が爆発し、その後ワールドカップに連続出場できるまでに日本のレベルが向上しました。
10チームから始まったJリーグも現在はチーム数が増え、海外挑戦する選手が増えましたし、サッカーに関わる人も増え、プロ選手を目指す学生も圧倒的に増えました。
プロ選手の数も増えたとは言っても、やはりそこまで辿り着けるのはほんのひと握り。
しかし、サッカーへの情熱はなかなか捨てきれないものでしょう。
そこで今回は、サッカー業界に関わる仕事11選と就職するために最適な方法をご紹介します。
サッカーに関わる選手以外の仕事11選
サッカー業界に関わる仕事で、サッカーのプロ選手以外の仕事についてご紹介していきます。
サッカーコーチ
コーチは大きく3つに分類されており、「スクールコーチ」「育成コーチ」「トップコーチ」とされています。
スクールコーチは、主にサッカーをプレイする入り口(普及)を支える役割を担い、育成コーチはトップチームで活躍できるようなスキルや能力の向上の役割を担い、トップコーチはチームの強化の役割を担います。
それぞれ技術や知識などの指導スキルだけではなく、コミュニケーションスキルが重要になります。
選手とのコミュニケーションだけではなく、組織でコーチングを行っていくために、コーチやスタッフ陣とのコミュニケーションも必須となります。
日本のサッカー界はJリーグを頂点とするピラミッド構造が綺麗に作られているため、コーチとしての仕事はアカデミーやスクールのコーチとして始まることが一般的です。
また、「日本サッカー協会公認指導者ライセンス」がコーチの仕事をする上で重要になってくるため、ライセンス取得に全力を注ぐ必要があります。
トレーナー
トレーナーは主に怪我をした選手の応急処置や怪我の評価、医師と連携して選手が復帰するためのリハビリメニューを考案するなど、選手のコンディション調整に関する大きな役割を担います。
怪我などマイナスな面を持つ選手と向き合うことが多い仕事であるため、身体的なコンディションだけではなく、精神面でのサポートも重要なスキルとなります。最近では、「怪我をしないため」のスキルなども重要とされているため、チェックするべき内容が年々増えてきており、注目されている仕事です。
クラブチームに個人が直接雇用されることもありますが、治療院や整骨院などがチームと提携してスタッフが派遣される形でトレーナーの仕事をしていることも少なくありません。
アナリスト
近年最も需要が伸びているスポーツに関わる職種がアナリストです。
映像技術や分析ツールが整っているため、非常に高度な分析が可能になり、データからチームの勝利に関われるようになりました。実際の仕事は、練習や試合の様子を撮影し、内容を分析したり、様々なデータを計測して勝利や選手のスキル向上に繋がる答えを導き出します。
映像の技術やデジタルデバイスへの理解、そして統計の理解などが必要になります。もちろんですが、サッカーの戦術や技術に対する知識は人一倍必要な仕事です。
スカウト
主にプロのサッカーチームにおいて、チームを強化する責任を負っており、国内外問わず、優秀な選手を発掘し、選手や代理人と交渉をし、チームに招き入れるのが最大の仕事になります。
アマチュア〜各プロリーグまで脚繁く通う必要もあり、超サッカー好きではないと務まらない仕事とも言えます。
あまり知られていないのですが、下部組織から上のカテゴリーに上げる判断もスカウトの仕事であることが多いです。選手の力量を測る眼力と交渉力、そして選手を招き入れるために様々な手を使う調整力などが必要になります。
マネージャー
用具の準備や点検、遠征先の調整やシューズ・ウェアの点検など、サッカーに関わる仕事の中でも最も広い範囲をカバーする仕事と言えます。
チームによっては、主務・副務と呼ばれたりなど、呼び方は異なりますが、チームの裏方の仕事を一手に引き受けるという面では、カバー範囲が広いという面で一致しています。
ちなみに、サッカーシューズの管理を手がける「ホペイロ」は、マネージャーの仕事の一つですが、ホペイロ単体で雇っているチームは少ないため、ほとんどのサッカーチームではマネージャーがシューズの管理も行なっています。
クラブスタッフ
Jリーグを中心としてプロサッカーチームを運営するスタッフ職も、立派なサッカーに関わる仕事と言えるでしょう。公式戦の試合運営やイベント企画、スポンサー獲得の営業から選手のSNS管理まで多岐に渡ります。
もちろん、広報や経営、法務など一般的な企業でもあるような職種もあります。
一般的な企業のように定期的に人材を募集しているクラブは多くなく、新卒で人材を採用するクラブも少ないため、別の企業で経験を積み、募集が開始されたタイミングで転職していくというのが一般的と言えるかもしれません。
レフェリー
選手にはなれなくても、ピッチに立ってサッカーの試合の一員となれるのがレフェリーです。
日本サッカー協会では1級～4級までの審判ライセンスがあり、Jリーグの試合は1級のライセンスを持っている中から選抜されてレフェリーとして立つことができます。
しかし、プロのレフェリーとして生活できている人は国内で20人もいないとされており、多くのレフェリーは別の仕事をしながらレフェリーの活動を続けています。
リーグスタッフ
クラブ・チームのスタッフではなく、Jリーグをはじめとしたサッカーのリーグは、リーグ自体にも運営をするスタッフが必要です。
試合スケジュールの管理や試合の視察、レフェリーの派遣や各種トラブルへの対応など、円滑にリーグを運営するための事務作業がメインの業務になります。
クラブスタッフ以上に募集は多くありませんが、不定期で募集がなされます。仕事で関わる人数や組織が多く、一つ一つが大きな組織との対峙となるため、「調整力」が最も重要なスキルと言えるでしょう。
スタジアム運営
サッカーの試合はスタジアムで行われるため、スタジアム自体の運営者もサッカーに関わる仕事と言えるでしょう。
フィールドやサブフィールド、更衣室や観客席などスタジアムの各設備や施設の管理を行うことがメインの仕事となります。
他の仕事と違い、サッカーだけではなく他の競技での使用も多いため、サッカーだけの仕事とは言えないと思いますが、スタジアムを使ってもらうためのイベント企画なども仕事となってくるでしょう。
スポーツ用品ブランド
サッカー用具を企画・制作しているスポーツウェアブランドなども、サッカーに関わる仕事して言えるでしょう。
どのポジションに就くかによって、仕事は変わってきますが、商品の企画やブランドの広告塔へのスカウト、実際に制作する部門など、プロの世界だけではなく、多くのサッカー関係者に間接的に関わることができる仕事でしょう。
メディア
サッカーに関わるメディアの仕事をすることも、サッカーに関わっていると言えるでしょう。
近年ではテレビ局や新聞だけではなく、専門雑誌やWEBメディアも増えてきているため、サッカーに関わるメディアに就職するというのはいうのは難しくなくなってきています。
しかし、就職先として非常に人気が高いため、倍率が高い就職先となるでしょう。
文章や言葉でサッカーを表現する必要があるため、「話す」だけではなく、「まとめる」「文章化する」といったスキルが必要になります。
サッカー業界に就職する方法
では、サッカー業界に就職するために、真正面から就職先を受けていけば良いのかというとそうではありません。効率も良くありませんし、どんな仕事があなたに向いているかわからない部分もあるでしょう。
そんな時に頼りたいのが「アスリートエージェント」です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
サッカーに関われる仕事は、選手以外にもたくさんあります。
しかし、一般的な企業とは少し違って、毎年定期的に採用を行なっているわけではありません。
だからこそ、業界を知り尽くしたエージェントにサポートを受けることが重要になります。
もし、サッカー界の仕事につきたい場合には、迷わず、アスリートエージェントに相談しましょう。
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